CHILDREN LEARN WHAT THEY LIVE by Dorothy Law Notle

皇太子さまのコメントで一気に注目を浴びた本です。
詩にはなじみのない私ですが、ベストセラーとなってから読んでみました。
読後感ーとてもやさしい気持ちになれます。

カナダで出産+育児をしたことで「ほめる育児」を学びながら実践できました。
子供のいい面に注目し伸ばしてあげようというポリシーです。

If children live with enouragement,  they learn confidence
If children live with praise,  they learn appreciation
If childrenlive with acceptance,  they learn to love

根底に流れるものは、私がカナダ人アメリカ人の友人から学んだ
upper middle class の価値観と同質のもので
私の子供たちは、もう成人しましたが、本を読みながら
「あの頃」の現役育児時代をなつかしく思い出しました。

この詩が伝えるメッセージは、育児に限らず、大人になってからの人間関係にも
あてはめることができます。
周囲の大切な人、家族や友人たち、長時間を共有する職場や学校の仲間、
その人たちの対応が、お互いの精神状態に大きな影響を与えることは当然ですよね。

大切な人からコンスタントな批判や攻撃を受けた結果、(自分を守るためにも)
批判的攻撃的な態度が身に付いてしまうことは、多いに考えられます。

If children live with criticism,  they learn to condemn
If children live with hostility,   they learn to fight

TA理論では、3歳までの生育環境がその人のベースとなる性格を作るそうです。
しかし、大人になってからでも、環境(周囲のサポートを受けて生活しているか、
周囲と戦って生活しているか)がベースの性格を変えてしまうーーー
考えさせられる内容です。

著者: Dorothy Law Nolte, Rachel, Ph.D. Harris, Rachel Harris
タイトル: Teenagers Learn What They Live: Parenting to Inspire Integrity & Independence